2005年11月24日

リーガルサスペンス似非マニア

最終年度ということで、必修科目に「法曹倫理」があります。
法曹(主に弁護士)として注意することなどを学ぶのです。
そんな授業があるのに、試験に受かることは保障しない!、と言われるのも
なんですが、それはそれとして。


その授業の中で、題材としていくつか映画が取り上げられました。
「エリン・ブロコビッチ」
「シビル・アクション」
「ザ・ファーム」
「評決」
の4つが使われました。

「エリン・ブロコビッチ」は弁護士が主役なのではないですが、それに近い
所にいる人の活躍を描いたものですね。「ザ・ファーム」はジョン・グリシャムの
代表作ですから、ご存知の方も多いでしょう。

私はかつて、主に米国の法廷モノ小説が大好きでして。
グリシャムの「評決のとき」を高校のときに読んで印象深かった記憶があります。
この手のものが好きでこの道に入ったというのもあるかもしれません。


そういうわけでこの4つはいずれも映画鑑賞済み+原作(翻訳ですが)も読んでたりします。
「評決」はやや古いですが有名な作品です。原作は3作ほど続編が出ていたと
思いますが、あんまり印象がないですね。

この中では「シビル・アクション」の原作の存在感が際立ちます。
わりに淡々とした記述なんですが、かえってノンフィクションということとあいまって
重みのある展開になっています。
文庫(新潮文庫)ですし、古本屋でもよく見かけるのでぜひ。引き込まれますよ。

同じノンフィクション+映画化といえば「運命の逆転」がありますね。
こちらは刑事事件が題材ということもあって、よりスリリングな展開になって
います。ロースクールの学生も兵隊として活躍してます。
著者が有名な刑事弁護士兼ロースクールの教授です。
ただ、こちらの原作は絶版で手に入りにくいかもしれません。
映画もよく出来ているのでそちらで見るといいかもです。


そういえば「罪の段階」で有名なリチャード・ノース・パタースンの作品は
映画化されていませんね。続編の「子供の眼」「最後の審判」もよいです。
ちょっと重たいですが。


重たさ、暗さといえばスコット・トゥローでしょうか。
「推定無罪」が有名ですが、あの雰囲気のまま、より静か・重い世界が
展開されます。意外と好みは分かれるような気もします。
なんか読むのに時間がかかるんですよね。

サスペンスというよりも人間ドラマに近いかも。でも話自体が面白いので
すごいもんです。
「ハーヴァード・ロースクール」については以前書きましたっけか。


これらの本・映画で日本と米国という国の違いはありますが、法曹についての
イメージが多少なりともつかめるかもしれません。
日本でもこういうものでより身近な存在になるといいんですけどね。

そういったものを自分で書ければ最高なんですけど、
クリエイティブな才能は皆無なので無理そうです・・・
posted by Livingdead at 02:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 法科大学院 2年目冬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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